為末大からのメッセージ

2009.06.29

 日本にいた時、結婚式のパーティーの後、アスリート仲間ととあるバーに入りました。いつも遊んでいる仲間と一緒でした。

 アスリートは意外と行動が遅く、いつも団体行動がゆっくりなので、一足先に私だけお店が開いてるか確認しに行きました。階段を幾段も降りていく地下にあるお店です。

 踊り場を2つほど越えて、重たいドアを開いた瞬間、目の前に鶴瓶さんが立っていました。瞬間、テレビでご一緒した事が無いかと考えましたが、頭の中を検索してもそれは無さそうなので、第一声は『はじめまして』と言いました。
 間に共通の知り合いがいるのはわかっていました。それで、その方にいつもお世話になっていますと言い終わるか終わらないかのうちに、よう来てくれたなと。
 一瞬考えましたが、何かの会合に誘われた事も覚えがありませんし、よくわからないまま、『はあ』とだけ答えて、その場は終わりました。

 しばらくたって選手達がみんなやってくると、鶴瓶さんがこっちまで来てくれて、選手一人一人に話をしてくれて、いつのまにか仲良くなっていました。

 後日共通の知り合いに話したところ、ちょうど鶴瓶さんからも連絡があったそうで、

『ひげはやしてるしな、よう見た事ある顔やしな、レッドカーペット芸人かと思うたわ』

 なるほど、それであんな反応だったかと。落語家の方が、失礼ながら忘れてしまいましたが、なにかを襲名されていて、そのお祝いの席だったそうです。三枝師匠もいらっしゃってました。

 後日丁寧にも、すいませんでしたと、それから今度食事でもとお誘いまでもらいました。

 何を言っても人を嫌な気分にさせないような、不思議なやさしい空気を感じました。公開される映画を見てみようと思います。

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