• Information
  • Message
  • Photo
  • Profile
  • Schedule
  • mailto
Mobile
為末大モバイルサイトはこちらをチェック!
バーコード
◆iモード
メニューリスト>スポーツ>各種スポーツ>トップアスリートモバイル>為末大モバイル

◆Yahoo!ケータイ
メニューリスト>スポーツ>サッカー>トップアスリートモバイル>為末大モバイル

◆EZweb
EZトップメニュー>カテゴリで探す>スポーツ>サッカー>トップアスリートモバイル>為末大モバイル

message

2010.03.06

指導者とコーチ

 日本とアメリカの違いを探していましたが、やはり一番特徴的なのは、このコーチという存在と指導者という存在でしょう。アメリカには指導者はいませんがコーチはたくさんいます。日本には両方いますが、指導者の方が多いと思われます。

 両者の違いは何かといわれますと、学術的にはなにかあるのかもしれませんが、私としては

コーチ→スポーツのレベルを上げる事が仕事

指導者→スポーツを通しての人格形成が仕事

 ではないかなと思います。

 アメリカでは、人格生成はスポーツを通してですが、しかしそれはあくまで自分がそう感じるかどうかです。基本的にはスポーツはただスポーツとしてやる。だから例えばどんな人間であるべきかというのはコーチは説きません。それはあなたの人生ですから、あなた自身で探していただいて、私は私の仕事をやるだけです。これが基本形でしょう。

 日本は部活動から派生していますから、基本的にはコーチという職業はよほど特殊でない限り成り立っていません。企業の人事に所属しながら、先生をしながらコーチ、これが一番多い形です。一応、大学や高校に教員として雇用されています。もちろん実情はそのスポーツを強化する為に雇われているコーチ的な指導者もいますが、実際にプロコーチというのは非常に少ないです。
 指導者ですから、人生をも説きます。スポーツとはなにか、どう振る舞うべきか、アスリートとしての心構えは。これらひっくるめて人生丸ごと指導するのが日本の指導者です。むしろそこまでやらないと、日本の選手は、あれ、と距離感を感じてしまいます。先生、僕の事ちゃんとみてますか。

 日本的な師弟愛はアメリカにはありません。ドライな利害関係だけがそこにあります。より強く、より高みに向かう為に、必要ならあなたをコーチにするし、必要でなければ切る。何度もコーチが選手に切られている場面をアメリカではみました。

 日本で選手がコーチを切る等あり得ません。むしろ指導者が、選手を見放して、見捨てるぐらいです。全く力関係が反対です。
 やはりこれは部活動時代の先生生徒の関係からコーチと選手になっている事と、部活動時代からの派生で指導者がいない状態が不安であるのが原因ではないかなと思います。途中で指導者を変える事が日本ではできませんが、これは少し害が出ている面のような気がします。

 アメリカ型は少し冷めすぎています。日本人からすると、嫌いなパターンでしょう。強けりゃいいのか、そういう意見が出そうな感じです。

 日本型はこちらからみると、強くなりたいのか、それともスポーツを通じて気持ちを通わせたいのかがわからない感じではないでしょうか。時々、コーチを喜ばせる為に走っている選手を日本ではみます。きっといくら説明してもこちらではわかってもらえないでしょう。


 よく日本では、選手に話をするならまず指導者を通してからというのが常識になっていますが、これはよくよく考えてみるとすごく不思議な状態です。競技以外の事でも指導者を通る事になっています。マネジメント会社の役割をしているわけです。もちろん人生設計も指導者と一緒に考えたりします。
 つまり、日本では指導者は、マネジメント、コーチ、親がわりの三役をこなして始めて一人前だという事です。指導者も日本は激務です。


 私は一匹狼なので思うのですが、究極の所、人生は一人です。人とふれあい、仲間と笑い、遠くの人と気持ちを通わせる事に喜びがあったとしても、人に人生を委ねた時点で自分の人生は消滅します。あくまで独立自尊、まずは自分が無ければなりません。

 だから、指導者と選手の関係がよくわかりません。でも話を聞くと、何かを成し遂げた時の喜びは二倍なんだそうです。なるほどそういうもんかもしれません。それがあるから、指導者は指導者でいたいのかもしれません。僕にはわからない世界なので、そういうものかといつも想像しています。

 私が思うコーチと指導者の違いでした。

2010.03.06 | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック (0)

  • RSS
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Comment

テーマと関係のないコメントは削除させていただきます。

スポーツの世界にもお国柄が表れるのですね。
為末選手がおっしゃるように日本の部活動は生活面も顧問の先生は指導していたなぁと記憶をたどると思いだします。
私は中学生の時バスケット部に所属していました。毎年顧問の先生が変わったのですが、一年生のときの顧問の先生はとても怖く厳しい先生でした。一つ上の先輩は生活面が乱れていて部活中も態度が悪いときがあってそのとき先生はどなって怒っていました。今でもそのときの怒った形相を覚えています。(笑)
今、振り返ると競技に関して教わった記憶より、それ以外の面でいろいろ指導を受けたことの方が記憶に残っています。
部活を通して競技以外のいろいろなことを教わったなぁと実感します。それが、日本の部活の良いところなのだと思います。
高校卒業後から現在22歳までグループなどに所属せず個人で好きなように走っています。一人だと、ときには悩んだりしますが好きなように出来るのでこのスタイルが好きです。為末選手のように選手としてやっていないので、比較はできませんが私も自分を大切にしていきたいです。自分の人生は自分のものだと思うのでやりたいことをやっていきたいです。為末選手は私の憧れです。これからも応援しています。これからも自分のスタイルで走り続けます♪

投稿者: ペコ (Mar 6, 2010 6:35:26 PM)

いつも思慮と示唆に富んだ記事を興味深く読ませていただいております。
私は指導者のはしくれです。
そしてどちからと言えば自分で自分をコントロール、管理して生きている人間です。だから為末さんと同じようなスタンスで生きていますが、為末さんのようなハイレベルなステージで生きていません。
何が言いたいかと言いますと、世界を相手に戦うようなレベルにおいて、すべて自己管理しながら戦うというのはどうすればできるのでしょうか。私は意志が弱く自分に負けることが多いのでよくそう思います。

投稿者: やました (Mar 6, 2010 10:48:56 PM)

3月2日の、「教育責任」の所で、言おうと思ったことですが、
アメリカの教育は、数学なら、数学で、
人生や、悩みなどに、応用できる、
数学の哲学が無いのではないか?
(日本でも、無いようですが)
で、
指導者と、コーチの所でも、
同じことが言えるのではないでしょうか?

指導者は、哲学や、倫理、人格形成を、養いますが、
スポーツなどの、ピンチの時、
その生徒は、指導者に、
「どうしたら、いいですか?」
「これは、何ですか?」
と、頼ってばかりになるのではないでしょうか。
だから、コーチに、教わる生徒は、
一番大切なところほど、
自分で、個性で、考えるわけで、
そこを、生徒も、指導者も、
よく理解して、自覚していないと、
悪い意味で、頼る、頼られるだけでなく、
自分らしく、本心、本音で、
スポーツを通して、人生まで、送れなくなるのだと思う。

指導者も、頼られることだけでなく、
支配のような、言うとおりにできることや、自分の命令に、
酔っていると思う。
人間なのだから、
指導者だって、間違えることはある。
すべて、正しいわけではない。
と、いうと、
指導者が、失敗した時だけ、
人間だから、間違えるよ。と、いうのは、卑怯で、
そうではなく、
神様でも、なんでもない。
みんな、人間だもの。

自分で、考える。
人の意見も、きちんと聴き、
自分の意見を、しっかり持つ。
人から言われたことも、
自分で、よいか、悪いか、
しっかり、自分で考えることが大切だと思う。


(URLを、過去のMYブログの、関連記事に、あわせておきました。)


投稿者: 4090 (Mar 7, 2010 2:26:48 PM)

tame^m^兄さんお疲れ様です。
今回のテーマは「タイガーとドラゴン」みたいですね。
どちらも、勇ましいっす。
なくては、ならないものです。ねえ^m^

投稿者: ゆりっぷ (Mar 7, 2010 11:45:53 PM)

そうですね。私も全く同意見です。
日本にしか目を向けられていない視野が狭い人は、"けしからん、指導者とはこうあるべきなんだ""伝統"だなんて言葉を口にしそうです。なんて馬鹿なこと言ってるのでしょう。

なんでしょう。昔からの思想がいまだに残っているのかそういう思想に執着しているみたいですね。
コーチ云々もありますが、社会全体についても同様の風潮がありますよね。
教育の現場においても同様の事が言えますね。これは明らかに"害"がでています。このひねくれねじ曲がった思想は生まれた時はもっていなかったでしょう。まさに日本の教育システムを通して洗脳されていくのです。

なんというか、気持ちが悪いですね。

選手のプライベートにまで入ってくるのは異常です。
選手も萎縮してしまったりするのではないでしょうか。
干渉のしすぎ。
これはこれ。ゲームはゲーム。なんというか切り替えができないのでしょうね。
アメリカでは、仕事は仕事。プライベートはプライベート。ビジネスの関係がはっきりしているのに対して、
日本ではいっつまでもたらたらつながっています。
上司との飲み会や、休みであるのに、"上司"だからというだけで引っ越しの手伝いをさせられるなんて考えられないですよね。 まあ今ではかわってきているのかもしれませんが。
いつまでたっても子供。

まとまりませんが、言いたい事は分かりますよね?

日本人は目標から、考えがずれています。
違う方向にいってしまって、本来の目的を忘れている。

投稿者: 通りすがり (May 23, 2010 1:20:40 PM)

Track Back

この記事のトラックバックURL: http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95993/47738988 こちらのトラックバックのお約束をお読みの上、ご投稿お願い致します。

この記事へのトラックバック一覧です: 指導者とコーチ:

コメントを書く


※メールアドレスは外部には公開されません



個人情報の利用目的