• Information
  • Message
  • Photo
  • Profile
  • Schedule
  • mailto
Mobile
為末大モバイルサイトはこちらをチェック!
バーコード
◆iモード
メニューリスト>スポーツ>各種スポーツ>トップアスリートモバイル>為末大モバイル

◆Yahoo!ケータイ
メニューリスト>スポーツ>サッカー>トップアスリートモバイル>為末大モバイル

◆EZweb
EZトップメニュー>カテゴリで探す>スポーツ>サッカー>トップアスリートモバイル>為末大モバイル
Landscape

message

2009.10.09

五輪誘致

 五輪が日本に来るぞと日本中が沸き立ったのが、45年前、二度目の五輪開催を狙った東京は残念ながら落選致しました。こちらで結果を聞くはずだったのですが、ひょんな事から私も日本で落選の瞬間を迎えました。

 人々が集まり熱狂する場所で、私はぽつんと一人になったような気分になる癖があります。いつものようにそんな熱狂する集団を眺めていますと、何か小さな違和感を感じました。
 私は東京タワーの一階でその結果を聞いた訳ですが、東京タワーに入る前、それから東京タワーの中から見える風景、それらを見ているとあまりにも周りが淡々としているように見えました。
 実際に落選をし、落胆の声が上がる東京タワーから一歩外に出てホテルに戻ろうと歩いていると、『わー、東京タワーの色が変わってる。』と写真を撮っているカップルがいました。2016と大きく電光掲示板には書いてありましたが、それには気づかない様子で、カップルは東京タワーを通り過ぎていきました。東京タワー周辺は驚くほど静かでした。

 私はふるさと特使という命を受けて、広島に五輪の認知を広めていました。県庁に挨拶に行ったり、地元でトークショーをやったりとです。ここでもまた、小さな違和感を感じました。
 東京東京と叫ぶのはいかがなものか、と県知事が少し苦言を呈します。これは東京のエゴではないかと。
 踏み込んで地方心理を探れば、これは東京の五輪なのか、日本の五輪なのか、と迷っている様が見られました。地方には東京と我々という風に分ける心理があります。東京の話、というと広島では向こう側の話と言うニュアンスを含んでいます。
 
 渡邊美樹、ワタミグループ会長とちょうど落選の翌日に対談をさせていただきましたが、どうも今回は国民の中にそれどころじゃないよという意識が漂っていたんじゃないかなと言います。確かにサブプライム以降それどころではありませんでした。企業の宣伝広告費が縮小されるなら、都庁の五輪宣伝広告費もまた縮小されていたでしょう。

 45年前の日本は、今よりももっとそれどころでは無かったはずです。それどころではなかったにも関わらず、五輪開催を熱望していた。それは国際社会への復帰を意味し、また日本が先進国入りする事を意味していました。つまりは切実に国民は五輪を欲し、また国全体が希望に満ちあふれていました。

 あれから45年、もう一度日本に五輪をと叫んで、落選した今回の原因の背景に、無理して牽引する東京とそれらを冷ややかに眺める地方の温度差が大きかったのではないかと思います。もっと言えば、価値観が多様化し、熱狂するすぐ横で何事も無かったように散歩に興ずるカップルのコントラストのように、裕福になった日本は思い思いの人生を生きるようになりました。一丸となって何かに向かう必要がなくなってしまったのかもしれません。

 これから先、二度目の五輪を目指す国が増えていくでしょう。滾るような思いで突っ走る一度目の五輪とは違い、二度目の五輪はやはりすこし落ち着いて大人になる必要があるのではないかと思います。落ち着いて派手派手しくなく、コンパクトで地球に負担がかからず、継続可能で小さな都市でも開催可能な五輪。
 モデルは素晴らしかったと聞いています。日本があの時のようにもう熱狂にかられる事はないでしょう。2020年に向けて、今回ちょっとだけ芽生えた気持ちがじわじわと育まれていくのを待つ時間が必要なのかもしれません。

2009.10.09 | 固定リンク | コメント (12) | トラックバック (0)

Comment

テーマと関係のないコメントは削除させていただきます。

いつも読ませていただいています。
なんだか吸い込まれるようにして最後まで読んでしまいました。

「裕福になった日本は思い思いの人生を生きるようになりました。」

『自由』という言葉が美しいご時世、その意識レベルがそう高くなく、多人数であればあるほど、組織は崩壊していくように思います。『自由』は、メンバー全員が高い意識レベルを保っていくことにより成り立つもののように思います。

「このチームに自由は早すぎたんじゃないかな」と以前中田さんが言っていました。

本気で目指しているのは東京都民だけでは?

と私も地方から冷ややかな目線をあてていましたが、都民ですら関心のない人もたくさんいるでしょう。それは戦後日本が目指し続けてきた自由な思想が溢れる世の中であり、その結果として起こった五輪落選が悪いことだとすれば、これはなんとも皮肉な話ではないですか。

決定が人間による投票で、少なからず人間の情というものが入る以上、先進国が五輪を目指すには厳しくなっているのは事実です。ですが、それを理由に諦めてしまうのはまだ早いと思います。これだけ自由が溢れている中で、多くの国民が想いを共有できるような、そんな五輪を目指していってほしいなと思いました。

投稿者: taiga (Oct 9, 2009 5:09:47 AM)

日本のプレゼンが一番であったとの日本サイドのコメントがありましたが、テレビで見ていて、私にはそう感じることは無かったですね。何故東京なの?この点を明確に説明できるかが問われたと思いますが、十分に説得されることはなかったです。このことは致命的であったと思います。応援のアスリートが”絶対に勝つ”とコメントしていました。アスリートの心構えとしては尊重しますが、競争相手のリオの論旨とプレゼンのほうがはるかに説得力があったのではないかと思います。アフリカと南米大陸ではまだ五輪が開催されていないのですから。招致活動の100億の使途が問われていますが、あわせて、いままでオリンピック用地という理由で築地、勝どき、晴海の地域が有効活用できない状況にしてきた責任も問われるのでは?との指摘もあります。
海外とのビジネスを長くやってきた者として、プレゼン力と同時に情報の正しさと状況認識を常に意識させられます。

投稿者: アンクル柏の葉 (Oct 9, 2009 10:18:28 AM)

私はブラジルが2016年の五輪開催場所に決まって良かったです。初の南米の開催でブラジルはまだ途上国でこれから伸びてくる国なので五輪開催を機にますます国に活気が溢れれば良いなぁと思います。私的に五輪はまだまだ開催されていない場所でどんどんやってほしいなぁと思います。五輪をきっかけにいろいろな国について人々が知ることができれば素敵だと思います。

投稿者: ペコ (Oct 9, 2009 7:42:06 PM)

tame(*^_^*)お疲れ様でした。
今回の五輪開催は南米にきまりまうしたが、
ちょっとばかし、複雑な心境です。。。。(>_
地球にやさしい五輪であるよう祈るのみ。

ちかごろ、森のくまさんが、人里まで下りてしまい
悲惨な現実が私の不安を倍増させるのです((+_+))。

ワタミの会長は以前、TVで拝見した事があり
懐かしくのぞいてきました(*^_^*)。
沢山の知恵袋をおもちの、すぅんばらしぃい会長だもの
「夢に日付」って、いいよねぇええ

投稿者: ゆりっぷ (Oct 10, 2009 12:50:20 AM)

こんにちは☆

為末さんの仰ってる意味、とてもよくわかります。
そうかも知れませんね。

こちらは、今朝から急に冷え込んできています。
空は雲が高くて相変わらず美しいです。
一杯の温かいコーヒーが一層と美味しい。

またね☆

【コミュニケ-ション、私の】

投稿者: karen-t☆ (Oct 10, 2009 10:32:21 AM)

時代は変わり、人も変わった様で、懐古的に思う事も多いかと?

人のする環境でも変わって来てるんだと思います。


しかし、そういう良い時代を生きて来た人がまだ居る。

前向きに行く事が自分の満足になると思います!!

投稿者: ムータン (Oct 10, 2009 1:41:08 PM)

東京タワーって、めっちゃ大きくて高いんですよね!
最近、東京に行った友達が言ってました。
夜の夜景も、お昼の町並みも、どっちも見てみたいです。
富士山とかも見えるんですかね・・・

私は今回の報道でオリンピック開催国の決め方を
初めて知りました。そう言う意味では
召致活動を行っていた東京都には感謝です。
各国の召致活動や決定後の報道を見ていると
試合の勝敗どころか開催国を決定する時点から
武は持たないものの、ちょっとした戦争みたいやんって
感じました。
開催国がどの国に決まろうと、どの国の選手が試合で勝利
しようと、お互いが素直に認め合い賞賛する事ができれば
世界から戦争は無くなるかもしれないですね。
そもそもオリンピックの本来の意味ってなんやろ?
無知度にも程がありますね・・・。だははっ

と思いながらも

私は明日、NGKに行ってきまぁす。
新喜劇、それは関西人として見逃せない
英才番組の一つです。笑

投稿者: まろ (Oct 10, 2009 11:19:13 PM)

初めてコメントさせていただきます。
為末さんの日記を読んでいて、
「うん、うん。そうなんだよね。」と納得しています。
私は今、大学2年生ですが、2016年東京オリンピックを望む学生の会という学生団体に所属していて、10月2日の五輪開催地決定の瞬間は現地であるデンマークのコペンハーゲンで見届けました。

コメントされている方の意見を読ませていただくと、
手厳しいものが多いですが、私は現地でプレゼンを見た、いち個人の感想として、日本のプレゼンは都知事の言うように4カ国の中で一番だったと思います。東京の持つ圧倒的な技術力の高さと、選手目線から見て、コンパクトで安心して競技に打ち込める場所を提供できるという、東京の狙いは十分伝わるものであったように感じられました。
そしてプレゼンターであったパラリンピック選手の河合純一さんのプレゼンの場面で、多くの日本人は感動のあまり泣いていました。理論、理屈ではかなわない人間の心の奥深くを揺さぶるスピーチでした。

しかし、私が見た熱い日本人の心は、為末さんがおっしゃるように、いまや全ての人が共有することは不可能になっています。多くの日本人は今回の五輪招致に関して、無関心でした。「自分とは関係のない世界」と思っていたのでしょう。
そしてこれから先、この温度差が急激に縮まることはないと残念ながら思うのです。

それでも私達にできるのは、「諦めないこと」しかないです。
一人の陸上競技ファンとして、この競技の未来を考えた時に東京、または日本の別の都市で開催するオリンピックは必要不可欠なものだと考えています。
今を生きる子供達にオリンピックという夢の舞台で戦う姿を見せずして、陸上競技というスポーツの活性化は望めないのではないかと思うのです。

私は2016年の招致レースが終わった今、2020年東京オリンピック招致、そして開催を強く望んでいます。
実際に、東京が再び勝負の道を選んだとき、為末選手のお力を貸していただければ幸いと思っています。
長文失礼いたしました。

投稿者: はるか (Oct 11, 2009 2:59:26 AM)

こんにちは☆

子ども達の夢と希望(大人たちも)、ワクワクする思い、嘘のない満面の笑顔と純な落胆、心と体から湧き出る感動、私はオリンピックのもつ目に見える平和とその素晴らしいさを感じずにはいられませんでした。
しかし、もう既にオリンピックのもつ同じ感動とパワーが、見えないところで熱く湧き上がり、始まっていたのですね。
素晴らしいですね☆
正直申しまして、私自身、オリンピック開催地に関して、どこの国であろうが、危険でなければどこでもいいかなぁと、日本であればとてもラッキーだなぁと、浅はかゆえに無感心ともいえる関心でありました。
今回、オリンピックを`自国で開催することの価値'とその役割の重要性が、為末さんや皆さんのコメントからでもひしひしと伝わりました。

9日、ノーベル平和賞がオバマ大統領に授与することが決まりましたが、私はとても驚きました。
そして、なぜか不思議な気持ちがじわじわと湧いてきました。
世界は確実に、静かに、またゆっくりと変化し前進しているんだなと。
スポーツを通して、夢と希望に満ち溢れた子ども達の未来の為に、本当の意味での世界環境と世界平和を世界唯一の`被爆国'として世界に伝えて欲しいです。

2020年五輪招致、
広島と長崎をはじめ、
日本の招致を心から応援します。

為末さん、東京タワーから眺める夜景は素晴らしいですか☆
`大阪のエッフェル塔'は
最高です☆
違う意味で^^。


投稿者: karen-t☆ (Oct 11, 2009 8:52:01 AM)

 初めて投稿します。広島に住む、選手経験のない、一陸上ファンです。陸上が好きで、織田記念や、高校総体の地区、県予選、都道府県対抗男子駅伝などを見に行っています。
 このブログは以前から拝見していました。
 わが町広島が、2020年の五輪招致に立候補を検討しているというニュースが流れました。スポーツに政治を絡めるな、というご意見もあるでしょうが、五輪のもつ、大きな意義を考えた時に、広島と長崎で行うのは十分意味のあることではないでしょうか。

投稿者: ブースカ (Oct 11, 2009 8:52:50 PM)

裕福になった国の人が、必ずしも思い思いの人生を生きるようになるわけではないと思います。
アメリカは言うまでもなく、GDPで世界3位の中国や、世界14位の韓国だって、国が一丸となってイベントを開催するような国です。
ですが、上の2国は狂信的なナショナリズムの国でもあります。

熱狂するしないは、国の裕福さと相関関係があるのではなく、その国の教育(洗脳)と相関関係があるのだと言えます。

そういう意味で、日本が熱狂にかられる事がないかどうかは、今後のそれぞれの日本人の考え方によるものなのでしょう。

投稿者: シロ (Oct 12, 2009 1:19:10 PM)

私の個人的な希望は、ずっと「リオ」でした。もちろん、関係者各位、多くの方々の御尽力は伺っていましたが、どうしても「東京」という感覚にはなれませんでした。私は地方の人間ですが、為末さんの言われるとおり、東京との温度差はかなりのものだと感じています。この五輪を機に、「ブラジル」のインフラや経済・国民意識が良い方向に向かい、治安悪化の解消などに結びつくことが出来ればなによりだと願う次第です。五大陸での開催が可能になってこそ、真の意味での五輪だと信じています。

投稿者: くるぶし (Oct 12, 2009 10:42:25 PM)

Track Back

この記事のトラックバックURL: http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95993/46435686 こちらのトラックバックのお約束をお読みの上、ご投稿お願い致します。

この記事へのトラックバック一覧です: 五輪誘致:

コメントを書く


※メールアドレスは外部には公開されません



個人情報の利用目的