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2009.07.26

とあるインディアンの話

 とあるネイティブアメリカンの老人が、小さな事業を始めるためにお金が必要だということで、銀行にお金を借りにいきました。

老人 『事業を始めたいんだ。すまんが、お金を少し貸してくれんかね』

銀行員『事業ですか。で、いったいどのくらいご入用ですか?』

老人 『$1000ほど貸してくれんかな?』

 銀行員は所定の用紙に、いつものように書き始めました。

銀行員『$1000ですね。おじいさん、それで担保になるものはお持ちですか?』

老人 『ん?担保とはなんだね?』

銀行員『担保は貸すお金の代わりになるだけの価値があるものの事ですよ。家や車はお持ちですか』

老人 『家はテントだからな。車は馬が引いとるやつがあるぞ』

 銀行員はため息をついて頭を振りました。

銀行員『じゃあ、家畜はどうです。馬なんかは飼っていませんか』

老人 『おお、いるとも。ちょうど全部歯が抜けた馬が一頭いるよ』

 などなど、いろいろすったもんだのあげく、老人はなんとか$1000を借りる事ができました。

 数ヶ月後、老人が銀行に現れます。その財布には大量の紙幣が入っていました。

老人 『おお、久しぶりじゃな。どれ、借りたものを返しにきたぞ』

 老人は金利分とそれから$1000を返しました。しっかりとお金を受け取った銀行員は、老人に尋ねました。

銀行員『おじいさん、余ったお金はどうするんですか?』

老人 『そうだな。家に帰って壷の中にでも入れておくよ』

銀行員『どうですか?うちの銀行に預金されるというのは』

老人 『預金?預金とはなんだね?』

銀行員『私どもの銀行にお金の管理を任せていただくという事です。お金を使いたい時にはいつでも引き出せますから』

 ネイティブアメリカンの老人は、カウンターに身を乗り出すようにして銀行員に尋ねた。

老人 『それであんたのとこにはどんな担保があるのかね?』


 読んだ本に書いてあった私の好きな話です。どうぞ、みなさんにも。

2009.07.26 | 固定リンク | コメント (16) | トラックバック (0)

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Comment

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とってもいい話ですね^^
風刺ともとれるところがいいです。
そちらの気候はどうですか?体調崩さぬようお気をつけください。

投稿者: 裕也 (Jul 26, 2009 5:00:56 PM)

クスッときてニヤリとしますね(^w^)
私の脳は、胸のすく話と捉えたようです(^。^;)

投稿者: 元ハードラーのオカン (Jul 26, 2009 6:17:51 PM)

面白いおじいさんですね。一本とられました(笑)。

投稿者: ペコ (Jul 26, 2009 6:42:45 PM)

Hello☆アツイ-^^。

クックック、
おじいちゃん、最高っ!
ナァーイス^^☆
今頃、夢の中ですね^^。
素敵な夢を☆

投稿者: karen-t☆ (Jul 26, 2009 7:12:08 PM)

おじいさんが最後に尋ねた時の顔と、銀行員の顔を想像すると、いつの間にか立場が逆転して、すごく、おかしい!
既成概念を何の疑いもなく受け入れてしまっている自分は、笑った後にドキっとします。
考えてみれば、もっともな話で、フェアーじゃないことって、世の中にたくさんあるような気がします。ちゃんと考えないと、騙されているのにも、気づかないんですね。ちゃんと考えるってこういう思考を身に付けることですよね。
この話の本のタイトルは、なんですか?

投稿者: ダイ・ハート♪ (Jul 26, 2009 9:22:00 PM)

ほほぉ~。。
おじいさんやりますね~。
確かに。って感じです。
ふとした疑問って日常にあふれてますね。
あー、楽しい(^^)


投稿者: IVY (Jul 26, 2009 10:39:24 PM)

銀行員、絶句。・・・ですね!

最近、友人が家を買うとのことでお金を借りにいきましたが、数日後の審査の結果、希望額は断られました。収入や勤続年数も安定しているのですが一点の不安要素で撥ねられたようでした。
そういえば、銀行側はこちらをじっくり吟味してるのに、私たち預ける側はまるで金庫にでも大事にしまっておくか。の気分です。
安全面でいえば老人のように壷の中のほうが賢いのかもしれないですね。

投稿者: とん ことり (Jul 26, 2009 11:17:26 PM)

tame(*^^)v兄さん・・・。
おおお・・・おおおもろい。
ブラック・コメディ・・・つ~の?
何コマ漫画かなあ~V(・。。・)V
ちょうど良いブレイクtimeで、身体が笑ってます。。
どぉ~もありがとう(=^・・^=)ございます。

しかぁ~し、その前に鹿児島の天才幼稚園のテレビで
一生懸命な園児に笑いを持ってかれ今日は笑い過ぎ。
あの、純粋さは兄さんにも見せたかったです。
今日はいいひだあ~~。
ありがとうです。
では、では。


投稿者: ゆりっぺ (Jul 26, 2009 11:37:15 PM)

為末さん、こんばんは☆

おもしろいお話ですね。
為末さんのメッセージを読んでいて、私も何だか無性に本が読みたくなってきました。
図書館、行ってこようかな。。

投稿者: jun (Jul 26, 2009 11:59:58 PM)

最高!ですね~。
前から銀行に抱いて考えなのでおもわず笑ってしまいました。

藤田田さんの本も読みましたよ。藤田田さんの本は面白くて全て読みました。

投稿者: ま-こDR (Jul 27, 2009 3:23:55 PM)

インディアンの話面白いですね。読んでみようと思います。

アメリカってカーウォッシュの勢いが激しいので気をつけてくださいね。

僕は最初の下からの洗浄が煙かと思って驚いてしまいました(笑)

投稿者: ポテト (Jul 27, 2009 4:14:23 PM)

Hello☆

家や車、それを買うお金、それを取り扱う銀行など、文明は自然の後から、またその中にあるモノとし、
地球に生きる先住民にすれば、担保も、大陸やその上を流れゆく中にあるモノであり、それ自体がそのもの全てであることへのやや皮肉ともとれるユーモアを感じました^^。
最初から最後まで損得勘定なくして、彼の地球規模の価値観ゆえのユーモラスと言いますか^^。
この時代だからこそ、文明の進化と衰退を踏まえ、文明と自然との共生を深く考えさせられました。
彼らのようにこの地球上に自然と共に生かされていることに先ずは感謝します☆

普段なかなか気にかけませんけどね^^;。

・・なんだか固くなっちた^^。

投稿者: karen-t☆ (Jul 27, 2009 4:45:34 PM)

面白いですね。
実際問題、日本の銀行は国に守られているからなぁ…。

投稿者: シロ (Jul 27, 2009 6:01:38 PM)

【訂正】

損得勘定なくして
→損得勘定‘を’なくして(損得勘定なしに)

よろしくお願いします。


投稿者: karen-t☆ (Jul 27, 2009 11:28:42 PM)

この話のなかで銀行員は守られている保守的な存在で
老人は,新奇刺激を求める衝動性の強い存在です.

僕は対称的な2人をモデルとしたこの話のなかで
「ヒトが行動するときに必ずリスクが伴う」ということについて深く考えさせられました.
人生は難しいと思います.

投稿者: どらえもん (Jul 28, 2009 1:26:34 PM)

tame(*^^)v兄さん!!おはようございます
このところの天気で身体がきしみますね。
腰の為にと「ビベルト」で補正を試しています
だいぶん、楽?のような感じもするので
しばらく、様子みてみます。
為にいさんも、星ひゅうまのからだ強制べると
の調子はどうですか?
ひゅうまのお父さんみたいなコーチもついてますか?
冗談です。(*^_^*)

あ、そうそう、年と共に、身体の細胞も弾力性や捕潤性
がなくなって、関節の状態や、くすりの到達性、
柔軟性が低下していくらしいので、
最近、コンドロイチン、ヒアルロンサン。コラーゲン。
イソフラボン、プロテイン、。。。。
検討中です。
アルコール代謝もかなり悪くなって楽しめない席になり
この現実は、ますます、イエローカードが増えていくという
お知らせ( ..)φメモメモ

そんなの関係ない♪で、頑張りますか~~!!
為兄さんもロジカルシンキングきばりますか~~

では、あしからs・・・。

投稿者: yuriririri (Jul 29, 2009 7:24:41 AM)

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