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2009.06.11

ブランコ

 訳あって、テーマパークのようなところに行ってきました。数年ぶりです。

 私の地元に遊園地がありまして、そこにブランコがたくさん付いていて、それを機械が振り回すという遊具がありました。
 子供心ながらにそのスリルに興奮したものです。夏休みに親戚が来たときくらいしか連れて行ってもらえなかった上、確か何百円かしたのであまり乗せてもらえませんでした。初めて乗せてもらったときは、大興奮ものでした。

 今回もそれと同じような遊具に乗りました。回転を始めてすぐ、我々は抵抗する事もできず遠心力に身を任せる事になりました。
 後ろから前を見ていると、みんな回転が始まるとともに、体が外に向かいます。ちょっと外側に体を向けた姿勢で、回転していました。おへそが少し外側を向いて回っていると想像してください。

 常々、コーナー走では、少し外側、斜め前の客席辺りにみぞおちを向けて走るとうまく回れるような気がしていました。選手何人かに勧めたのですが、その違いがよくわからないとの事。私の骨格だけにはまるような、特殊な技術かと思っていました。

 ですが、回転すると人は誰しもが外を向いてしまうという事実を目にして、これは普遍の技術だと確信を得ました。

 ただ、その遊具の回り始めはみんなそれほど外側に向かわず、進行方向に体が向いています。おそらくはスピードに分岐点があり、あるスピードからは外を向いた方が有効なのではないでしょうか。
 200mのレースを見ている限り、24.5秒を越えるようなスピードではあまり遠心力が生まれず、外を向く必要も無いように感じます。女子のレースでは、比較的コーナーに沿った方向に体を向ける事が望まれます。ただ、ジョイナーはコーナーの遠心力に耐えようと、少し外を向いていたような記憶があります。

 外を向き、左肩越しに進行方向を眺め、欽ちゃん走りのイメージで(実際にはちゃんと走っていますが)右足をつっかえ棒のようにして走る。私のスピードレベルではこれが今のところ一番回りやすい走り方です。20秒を切ってくるとさらに遠心力が強くなり、もっと違う世界があるのかもしれませんが、私には体感する事ができません。

 これは真実を得たりと、遊園地でメモしていた私は、きっとライバル会社のリサーチ部隊と思われたに違いありません。真実は子供に帰る事で見えるものもあるというのが、今回の教訓でした。

2009.06.11 | 固定リンク | コメント (7) | トラックバック (0)

Comment

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為末選手は常に競技に生かせる点はあるか気にしていられてほんとすごいなぁと思います。私は乗り物に酔いやすいみたいでブランコも長く乗っていると気持ち悪くなります。
なので小さい頃酔うとすぐに降りてました。

投稿者: ペコ (Jun 11, 2009 7:44:23 PM)

「ブランコがたくさん付いていて、それを機械が振り回すという遊具」がある遊園地・・もしやそれは「チチヤスハイパーク」のことでしょうか。いまは名前が変わっていますけども。私もあのグルグルまわるブランコに乗っては興奮したものです。懐かしさのあまりひさびさにコメントしてしまいました。
今月末広島ビックアーチで元気なお姿を拝見できるのを楽しみにしています。

投稿者: gracefulman (Jun 11, 2009 7:53:52 PM)

F=m*v~2/r

遠心力は、質量に比例、速度の自乗に比例、半径に反比例します。
ボルトのように、体重もある、スピードもある。
こんな選手は、200mの内側のレーンはかなりキツイでしょう。

投稿者: シロ (Jun 11, 2009 10:01:46 PM)

遠心力という力は実質存在せず、それは円運動を行っている自分から、自分という物体を止まっていると見た時にかかっているように見える力で、外から見た観点では曲がるのに必要な力が内側に向けてかかっているだけですよね?
だから、遠心力が強いと感じるのは、物体を曲げるのに強い力が内側にかかっているだけの話であり、ボルトなどの選手は曲がるのに大きな力を要するのであって、外から見た観点において、回転運動する時に外側に力が加わっていると考えるのはおかしくはないでしょうか?

投稿者: 知ったかぶり (Jun 11, 2009 10:56:00 PM)

お疲れさま(^o^)です
何度読み直してもスパイラルがエラー
子どもの為さんが夢に出て…
可愛いかったので(^-^;力一杯ぎうぎうした(●^o^●)

投稿者: ゆりっぺ (Jun 12, 2009 7:03:13 PM)

真っ先に思い浮かんだのが、自動車教習所でホンのちょっとだけ触れる「アンダーステアリングとオーバーステアリング」要するにハンドルを切る感覚より若干ゆるく曲がるか余計に曲がるか、ということ。ゆるめ、アンダーでないと事故は激増するんだそうです。為末さんの『外側』というのはたぶんアンダーステアリングに当たるのではないでしょうか? 確かに遠心力というものは実際には存在しないわけで、ハンマー投げのハンマーのように、円の接線の方向に一直線で飛んでいくのをつなぎ留めるために必要な力を、…ややこしくて長い話なんぞ必要無いですね。人間が走る時に、人体より簡単な、単純なものを例に取ると、必ず間違えます。複雑な構造の人体は、複雑なままで考えるに限るわけで、しかしそんな難しいものを考えるのは不可能ですから、結論は、「動き易い」こと、ただそれだけに尽きます。なんだか判らないけれど、動き易くて速ければ、複雑なものが、なんだか知らないけれどうまいこと動作していると考えれば良いわけですね。…一応。

投稿者: おお寒 (Jun 12, 2009 11:53:28 PM)

おはよー(^o^)ございます
先日、自転車で右折する際にピン!と来ました。
外側に身体、お臍。
以前バイクに乗ってた頃も蘇り
目的地を通り過ぎる位降りれない衝動が…。
遊園地でメモ帳は確かに:-)…
まぁまぁボチボチと言うことで(^-^)
為さんの頭の中はネタが沢山でしょ?
あ、昨晩、為さんの夢見ました( ̄▽ ̄)
ニコヤかにお話してる為さんが見れて何故かホットしました
お元気でなにより。

投稿者: ゆりっぺ (Jun 15, 2009 11:43:06 AM)

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