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2007.11.26

スプリント学会

 世にいろいろと学会と呼ばれるものがありますが、スプリント学会というものがあるのをご存じでしょうか。厳密にどういうものがスプリントと言われるかはわかりませんが、たぶん範疇としては走る、それもある程度の速度で走るという事がそう呼ばれるのではないかと思います。つまり短距離的な走りの学会という事です。

 学会と呼ばれるものに出たことはないのですが、話によるとずいぶんとスプリント学会は普通と違うようです。アカデミックなにおいがあまりなく、どちらかと言うと実践から考察するという感じがしました。ふつうはもっと学問のにおいがするらしいのです。

 そんなスプリント学会で発表するという依頼を受けまして、23、24日に福岡大学で行われた第18回スプリント学会で発表してきました。題目は『400Hのトレーニング戦略』、それからワークショップのような形で行った実技指導です。私自身は学問の世界にいたことがないので、どうやって発表したらいいのか皆目見当もつきませんでしたが、自身の競技人生を感覚と考察を交えながら話したらいいという風に言われたので、そうやって話してきました。それと実践の方も同じように感覚の話をしてきました。うまくいったかどうかわかりませんが、とりあえずは無事に終了してほっとしています。

 しかし、物事を考えるというのはこうもいろんな方法があるのかという事に驚かされました。二足走行というまったく同じものをみんな見ているはずなのに、行きつく結論がいろいろと違っていて、また同じだったりしていたり。

 みんな同じ青を見ているけれども、本当に青という色が同じ色に見えているかは誰も確認していない、ただ生まれた時に見えていた青と呼ばれている色がこの色だから青と呼んでいるのではないか。昔そんなことを考えたことがありました。循環運動の走るという行為が人によっては、腕を前に振っているようにみえたり、腕を後ろに引いているように見えているわけです。それに似ているなと思いました。

 自分自身に見えているものをどれだけ疑えるかが重要なのだと感じました。大人になると確かなものが増えていきます。それと同じだけ思い込みも増えているのかもしれません。昔、子供が一番賢いんだよといった大人がいましたが、何となく意味がわかる年齢になってきました。

2007.11.26 | 固定リンク | コメント (21) | トラックバック (0)

Comment

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こんにちは、
いつも為末さんの練習に対する考えをうかがっていると。
今、自分がやっているパワーリフティングとよく似ているなあと
思っています。
特に、試合の行われる、その日、その時にいかにして、
ピークをもっていくか、という所は同じような気がします。
これからも勉強させていただきます。
よろしくお願いします。
パワーリフティング 福島和文

投稿者: 福島和文 (Nov 26, 2007 12:47:25 PM)

為末さん、こんにちは。
日々のハードなトレーニングもこなしつつ、福岡で学会の発表と実技指導…本当にお疲れ様でした!
為末さんに、直接指導された方々は、きっと有意義な時間だったと思います。

大人になると、知識や先入観などで、真実を見ていると思い込んで、実は見えていないという事もあるのかもしれませんね。 
私も子供たちの無邪気さや素直なところから、学ぶ点は多いように思えます。
真実は、もっと簡単で単純な事なのかな…。と、メッセージを読んで、何となくそう感じました。原点回帰ですね?!

では、日々のトレーニングと合宿が、順調にいきますように…。


投稿者: hiromi (Nov 26, 2007 3:51:28 PM)

ひとつの視点から物事を見るのは良くないんですね~^^;
気をつけないとドンドンそうなっていっちゃうと思うので
いろんな方向から物事を見て、人の意見を
よく聞くようにします!

投稿者: まさひろ (Nov 26, 2007 4:43:59 PM)

学会は論文を書いて発表するような研究職の方の集まりという印象が強いですね。
陸上でもコンマ何秒の膨大な静止画から動作解析などをしている方がいますが、動的なものを静的に見て考えるという発想が私にはピンときません。
それよりも常に現場で動きをみている指導者のほうが良い観察眼をもっているような気がします。
なので、為末さんのような方が学会という場に出て、述べることは陸上界の発展には不可欠ではないでしょうか。

Viel erfolg!!

投稿者: ちゃこ (Nov 26, 2007 7:33:24 PM)

エジソンの幼少の時を思い浮かべました。。。
書の中の話ですが(当然か、、、)は・は・は・・・

投稿者: WING (Nov 26, 2007 9:31:52 PM)

自分が成長しているのか、後退しているのかは解りませんが、時として「青」の感じ方が違うと思うことがあります。。。
それが他人となると本当に十人十色になるのでしょうね。。。

大人になると選択肢も増え、岐路も増える毎日の中で「青」の感じ方が大きな意味を成す。。。

自分自身の子供の頃に感じた「青」の感覚が思い出せなくなっているのは、後退なのでしょうかね。。。

なんか切ないわぁ。。。

投稿者: あき (Nov 26, 2007 11:20:23 PM)

為末さんへ
スプリント学会というものがあるなんて存じませんでした。
為末さんが発表されるとなるとどうしてもアカデミックな感じが致しますが・・
為末さんの競技や身体等の徹底された論理的なお話は非常に分かりやすく興味を引きつけるものがあります。
今回の学会では、競技人生や実践の‘感覚’を話されたとのこと、何たる面白みのある学会でありましょう、感覚をイメ-ジで捉え共有できるものとなってそうですね。しかも『400Hのトレ―ニング戦略』だなんて、陸上を携わったことがない私ですが大変興味がございます。
“みんな同じ青を見ているけれども~、~この色だから青と呼んでいるのではないか”
なんとも為末さんらしい表現でありますこと。
“自分自身に見えているものをどれだけ疑えるかが重要”
実は私も見えていないものに真実を求めたがります☆
私の姪っ子や友人の子供、恐らくどこのお子さんもそうなんでしょうか、初めて見るものや、初めての言葉に対し決まって『なんで~、どうして~』『これって○○?』と、私は多々驚かされます。今まで私が当たり前に一つのこととして見えていたものが突如として、存在自体が不思議に思え、又その存在の意味も考えてもみなかった所から覆される時があります。
子供の頭の中はきっと果てしない宇宙そのもののような気がします。
面白いですし。
為末さんのお話は逆の意味で面白いです。
未知の世界を覗いてるようでね^^
それに私より歳が5歳いや4歳離れていますが全く違和感を感じること無く私自身非常に楽しいお喋りができます。
見えない行間も好きです。
又確りとし大人の方でも子供心を大切にされて根がピュアな方はどこか心地の良い安心感を覚えます。
スプリント学会、無事に終了されて、本当にお疲れ様でした。

淡路島の太刀魚釣りですが、収穫はと言いますと、アジ5匹・太刀魚・・(;_;)
オジチャン達は最初の意気込みたるやいかに、太刀魚はたった3匹だけという結末でしたがアジやら小さな魚はわんさかと釣れて一先ずホッと。
淡路の太刀魚は照れ屋になっても―たなぁ~、なんておどけたり、なんともオチャメな方々でした。
青天白日のもと淡路の海を見渡しながらのアジと太刀魚のお刺し身は最高に美味しかったです。
とっても楽しかったです☆
次回はク-ル宅急便、期待して下さいね☆
いつも色々考えさせられますメッセ-ジ本当にありがとうございます。
頑張ります☆
-ジ本当にありがとうございます。
頑張ります☆

投稿者: karen-t☆ (Nov 27, 2007 5:50:13 AM)

青という色、みんな自分の基準が、違うというお話よくよくわかります。
私は、昔から色んなひとに、色んなことたくさん言われ続けてきましたが、だから、自分で、何か考える時、いつも人と違った考えをしてしまうくせがあることに、今気が付きました。
そして、みんな違った意見をもっているものなんだ。だから、ときに変な事言われても深く傷ついたり、落ち込んだりすることないんだ。と今思えました。

投稿者: 4090 (Nov 27, 2007 9:45:24 AM)

学会お疲れ様でした。
今回のスプリント学会は
為末さんの公演めっちゃ興味があるし、
貴重なお話が聞けそうだし、
今の自分に生かせそうだし、
とても参加したかったのですが、
参加できず…
残念でなりませんでした。


やっぱり行けばよかったです><

投稿者: ちび (Nov 27, 2007 1:11:55 PM)

世の中、知らない事だらけですね。
物の考え方が同じでないから面白いっていう事もあるんじゃないでしょうか???

自分に無いもので自分がいかに何かを吸収できるか??

そんな事も、が大切かなと思います。

投稿者: モンタ (Nov 27, 2007 11:26:40 PM)

ためすえさんこんにちは!
発表お疲れ様です♪スプリント学会という名前がとてもユニークですね(*^_^*)。
私は経済学部だったので、スポーツの学会というのがあまり想像できないですが、最近は学問としてのスポーツが広まってきているようですよ。先日母校のパンフレットを見ていたのですが、スポーツの学科ができるようなんです。医療とスポーツの研究という内容だったと思います。そのアドバイザー?に朝原選手の名前がありました。トップアスリートに大学で学べるなんてなんだか羨ましいですね。
ためすえさんのこれまでの努力も、ひとつの研究として大注目になると思います!きっと後に続くアスリートの教科書になるのではないでしょうか(*^ー’)b

投稿者: jasmine (Nov 28, 2007 5:08:32 PM)

為末さんが、実際に実践されている、
陸上競技の講義、とっても興味深いです。
正しい理論でも、実践となると、お話は別、
無駄だというのでは。決してなく、
誰でもできることだったとしても、
練習が、積み重ねが必要で、
それが、道という、奥深いものだと思う。
為末流に言えば、武士道とでもいうべきか、
とにかく、為末さん。これからも活躍期待しています。

投稿者: 4090 (Nov 29, 2007 12:35:39 AM)

おはようございます☆
なるほど。。
本当です。
為末流、武士道のような感じがしますね(^-^)。
学問に強靭な、そう‘道’を感じます☆
ウ―、私も拝聴したぁ―い(>_<)
走ろうかと思いましたが・・寒い。ヤンペでございます。
ああ、ダメな私。。

投稿者: karen-t☆ (Nov 29, 2007 6:42:52 AM)

青はみんな同じよう青なのか、それともそれは青と呼ばれているけれど青なのか・・・深い。
それが本当にそれなのか。。。ってことは生きているとラインの難しいものや人それぞれなものがたくさんありますよね☆
上手く言えないけれどなるほどなぁというか、為末さんのおっしゃっていることがすごくよく分かる気がしました。
練習や読書意外にも色々な所で頑張っていらっしゃるようなので私も頑張らなくちゃと活力を頂きました(^^)

投稿者: 麻衣 (Nov 29, 2007 10:24:04 AM)

今日NHKの「スタジオパークからこんにちは」で、このHPの侍の文字を書いた武田 双雲さんの番組を観ました。
すごく すごく よかったです。
書道も道だ。間口はひろくとも、奥深い。

みなさんは、どんな道を歩んでいますか?

色んなひとにとっても興味があります。
私は右往左往しています。う~んとなっていたら、武田さんは、迷いながらもその時々、その状況は、二度とないと思って、楽しんで、ポジティブもネガティブもひっくるめて生きていったらいいと。まだ、自分の中で消化しきれていないほど、たくさん得るものがあったので、うまく訳せませんが。
それと、武田さんの「たのしか」の文字を読んで、私は「たのし家」(たのしかと読む)を目指したい。お笑いではなく、人生を楽しむという意味で。そう思いました。

投稿者: 4090 (Nov 29, 2007 5:22:22 PM)

スプリント学会お疲れ様です!!

そいうえば、今日TVのニュースで見たんですが、

株式会社ウェッジホールディングスの社外取締役に就任されたそうですね!!!

本当に(*^ー^)/°・:*:・。オメデトウゴザイマス。・:*:・°\(^ー^*)

新たな企画を楽しみに待っていますv

投稿者: yuu大 (Nov 29, 2007 10:47:50 PM)

また沢尻エリカがやった!今度は以前噂のあった
俳優Yとホテルに。衝撃映像 独自入手!!

http://sawa1492.blogspot.com/2007/11/blog-post.html

投稿者: 【また問題行動!!】沢尻エリカ (Nov 30, 2007 3:16:04 PM)

為末さん、学会、合宿おつかれさまでした。
私の母校に来てくださってるなんて、なかなかないことなので、とてもうれしいです!!
ここでの為末さんのお話や本に書かれてることから思うと、学会の発表もとてもわかりやすく、興味深いお話をしてくださったのではないかと思います。できれば、拝聴させていただきたかったです。
「青」のお話、私も同じことを思ったことがあります。私は、空と海が好きなんですが、「この青は、皆にも同じ青にホントに見えるんだろうか」と。
最近、母と「空の色が青じゃなかったら世界はどうなってるんだろう」と話しました。夕方のオレンジやピンクや紫の空は見たことありますが、普段の色がもし緑だったら、植物の色は緑以外になってたのかもしれないとか・・・
話がそれましたが・・・、一つのテーマについて、それぞれの研究や経験から違った結果を見出し、それをお互いに披露しあってお互いの経験・知識を増やすことは良い刺激になりますね。すばらしいことと思います。

今日は、福大での練習最終日でしたね。おつかれさまでした。
そして、お疲れでもあり、お時間もあまりない中、お話してくださってありがとうございました。

投稿者: yukimonchi (Nov 30, 2007 5:25:45 PM)

11月30日、朝日新聞の、夕刊、be金曜エンタという欄,アリシア・キーズさんの、新作は「温故作新」という記事が良かったです。
 為末さんも400mハードルや五輪の書などで発展してますよね。スプリント学会では、はずれてますが、上に書いた記事を読んでほしかったからです。

投稿者: かめ (Nov 30, 2007 6:09:07 PM)


この度は、株式会社ウェッジホ―ルディングの社外取締役にご就任内定されましたこと、おめでとうございます☆
心よりお祝い申し上げます。
スポ―ツエンタ―テイメントと言うことですが、為末さんのスポ―ツをテ―マとしたコンテンツの企画・開発、フフ、想像しただけでワクワクしてまいります☆
これまでの様々なご経験とご実績、なによりその誠意ある人柄、そしてそして、ハマル人はハマルその頑な超アスリ-ト魂はスポ-ツの域だけではもったいない、ある種高尚な笑いと化するほどの刺激でございます。^^
正にスポ―ツエンタ―テイメント☆
めっちゃくちゃ楽しみであります☆

ご多忙のことと拝察いたしますが、くれぐれもお身体にお気をつけられて、北京に向けて、今後ますますのご活躍とご発展を祈念いたします。

とりあえず略儀ながらご祝辞まで。

投稿者: karen-t☆ (Dec 1, 2007 12:29:56 PM)

青のお話で、思ったことは、
花が、同じ花でも、一つ一つ違った表情を持っているように。もっとわかりやすく言うと、一本の木でも、葉っぱが、どれ一つとして、おんなじカタチのものがない。というふうに、同じなんだけど違う。以前このブログでも私は書き込んだかもしれませんが、ヒトという生き物のなかで、一人一人みんな違うから、みんな生きている意味があると思うのです。葉っぱ一枚一枚たくさんあっても、みんなそれぞれ役割がある。枯れていても意味がある。みんな輝いている。そう思う。

投稿者: 4090 (Dec 1, 2007 12:41:41 PM)

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