2007.05.28
ストリート陸上
現役選手が陸上を世の中に広めたいという思いから始まった「東京ストリート陸上」を、本日、丸の内で行いました。今回はスポンサーとプロモーターと出演者側という三役をこなさなければならなかったので、初めてのことばかりでいろいろと周囲の人に助けてもらいました。改めてスポーツは選手とそれを支えている人で成り立っているのを実感しました。
朝、丸の内仲通りに出てみて出来上がった陸上グラウンドを見て、まだ始まってもないのに一人感動してしまいました。それから選手たちと少し感触を確かめながらグラウンドを歩きました。そこですでに設置されているカメラの多さにまた感動。
午前中はほとんどグラウンドの感触と、打ち合わせばかりです。11時ころからグラウンドに出て、開幕。最初は小学生の50m走が行われ、15人の中から勝ち抜き戦を行いました。お昼頃にチャンピオンが決定して、午後の部でいよいよ選手のパフォーマンスです。
スタート側から見える風景は、私の人生でも初めての風景で、グラウンドの両側にお客さんがいるというのはとても不思議な感じがしました。更にそこから視点を上に向ければビルに囲まれています。本当はここを走るということを、子供だけじゃなくて走りたいという人みんなに体感してもらいたかったのですが今回はイベントの構成上それはできませんでした。ですが、いつかそういうこともやってみたいと思っています。
イベントはあっという間に終わった気がします。自分自身でも何がどうなったのかよくわかっていません。とにかくたくさんの観客が来てくれていたのに感動しながらイベントを進行していました。昔の日本選手権よりももっとたくさんお客さんがいたんじゃないかと思いながら。
今日は本当にたくさんのみなさんに来ていただきましたが、謝らなければならないことがあります。まず当初予定していた人数よりもたくさんの方が来られた事で現場が少し騒然としてしまった点、それから観客席の作りが、グラウンドとおなじ高さにあったため、後ろの方が実際の競技をちゃんと見ることができなかった点です。
前者のものに関しては、世界でも類がないイベントですので日本でももちろん初めてで、全く予想ができませんでした。いったいどのくらいの規模を用意すればいいのか全くわからなかったので、それに対しての対処が適格ではなかったと思っています。もう少しリサーチに時間をかければよかったのかなと反省しています。
それから後者のものに関しては、このイベントの本来の目的である陸上競技を間近で見てもらうという事にかかわりますから深刻です。実は最初、選手が走る走路を高くするという方向で当初は進んでいたのですが、消防法や道路交通法の関係上それはできませんでした。ビジョンを設置できればよかったのですが、予算の関係上それもできませんでした。とりあえずイベントを行うことを最優先してしまったため、実際に来られたのにあまり見られなかった方がたくさんいらっしゃいました。
イベントの功罪はいろいろあると思います。今回のイベントのアイデアは選手から出ていますが、このイベントに関してのすべての責任の所在は私にあります。主催者を代表して謝罪します。申し訳ありませんでした。次からはプロモーターとして、もっと楽しめるような形にすこしずつ変えていこうと思っていますので、ぜひ皆さんの意見もメールで送ってください。
最後にイベントが終了した後なので書きますが、実はこのイベントは両手をあげて迎えられたわけではありませんでした。時期的に選手の負担になるという事や、選手側からのイベントだという点で反対もされました。本当は何度か中止案も出ています。
私はそれほど精神が強いほうではなく、周囲の賛同を得ていると感じられればいくらでも突っ走れるのですが、自分の行動が人に支持されていなかったり、迷惑をかけていると感じると前に進めない人間です。今回のイベントを行うことがはたして本当に選手、陸上界のためになるのかどうか、この悩みが最後までぬぐえませんでした。迷いながらイベントを進めていたというのが実情です。
ですが、そういう悩みは今日のお客さんを見たときに飛んでしまったような気がします。自分のやり方が正しいかどうかはわかりませんが、何か起きそうな予感をみんなが感じてくれてそれを面白いと思ってくれる、それで十分な気がします。スポーツは夢がないと成り立ちません。今の日本にスポーツが夢を与えてもいいんじゃないか。そう思いました。
今日は午前からトレーニングです。ハードルトレーニングを少しと、それから走りの確認をビデオを使って行います。一番の広報活動は本番での活躍です。世界陸上はもうすぐそこまで近づいています。
※ストリート陸上のダイジェスト映像はこちら
2007.05.28 | 固定リンク
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